忘れかけてたあの頃... | TURN UP THE VOLUME!!

忘れかけてたあの頃...

今回のFLYING POSTMAN PRESSのテーマはROMANTIC恋の矢... はは、私的にはお得意所ですね...

見てください、このジャケ… しかも、アルバムのタイトルまで、今後100万回も続くKISSキスの記念すべき第1回目ブーケ1ですよ!これがROMANTICラブラブじゃ無ければナニ?

1988年にリリースされたこのアルバムは、まさに始まったばかりの恋… あの脆くてやさしかった時間を思い出させてくれるサウンドトラック… 

バンドは一点、エディ・リーダーの清楚に甘いソフトクリームボーカルを中心としたスリーピースで、感じとしてはJAZZやCOUNTRYのエッセンスも漂う「温い♪」アコースティック調… バックもスネア1つをブラシで叩いたドラムと、ベースの代わりにはギタロンと言うメキシコの楽器が使われてるんですが、これがまた素朴に「まあるい」ベル音がして、ほのぼのとした曲調にピッタリとマッチしてるんですね... 余力を感じないメロディーなんて「ここまで和んじゃっていいの?」って、まるで体が溶けそうリボンになるほど心地よい...

しかも歌詞の内容も究極にスイートキャンディー… 各曲がフランス映画の1場面を思わせるように印象的で、そこには「とても切なくロマンチックな小物語」が展開されています… 例えば、シングルカットされたPerfectのテーマは「愛を捧げることを欲し過ぎる愚かな若い心」「くだらないゲームをするには人生は短すぎる」だから「私は本気じゃない恋なんて欲しくない」 ”It’s got to be p.e.r.f.e.c.t♪“

赤い糸口紅… あって欲しいですよね…

ちょっぴり心寂しくなりがちな秋の夜長お月見に、温かいココアコーヒーでも飲みながら聴いてみてください。 いつの間にか忘れかけてた、あの感情に気付けるはずです…




Fairground Attraction
The First of a Million Kisses